犬のプチ

犬のプチのひっきりなしに吠える癖にストレスがたまりたまってダウンしそうだ。いったいこの犬は何だ? この犬が我が家の近くを徘徊するようになり、小さな子供が外で遊ぶのが気になるという人も現われ、結局私の車を道路に止めることにして、駐車場をこの犬に提供したのだが、甲高い鋭い声で、猫が通る、人が通る、車が来る、向かいの高校生の友人が来る、誰かが外の清掃をするなどなどにつけひっきりなしに吠えるのである。


我が家は犬の捨て場のようにもされているので犬が多くいるが、そんなにいるとは思えない、と言われるほど、これまで無駄吠えをする子はいなかった。いてもしつけていけばすぐに落ち着いていた。(チビという名前の洋犬の雑種はよく吼えたが、この家にきてから、森側の庭で自由にしていて、人家にそれほど声がひびかなかった)
ところがこのプチが来て、すっかり様変わりしてしまった。犬は吠えるもの、ちょっと吠えるからといって抗議をするのは、その人の方が寛容性がない、と私はかねがね思っているのだが、プチはその範疇にいない。抗議がきて当然という吼え方である。毎日のように誰かに謝っている。(抗議されてるわけではない。ご近所の方は、謝罪すると、気にしないで、と言って下さる)
必死のしつけで大分落ち着いてきたが、それでも人の睡眠は妨げるだろう。
このことに本当に疲れてしまっている。


疲れているのはプチの吼え声だけではない。
猫たちの度重なる抗争にも疲れてしまった。もっと数が多いこともあったが、今のように仲間同士で喧嘩をすることはなかった。獣医さんにも友人にも、「奇跡のような家」と何度か言われたほどみんなが仲睦まじかった。
それが最近はどうだろう。ベアとソックスが、後からきた子をいじめまくる。そうならないように気を遣うのでそれがタイヘン。


私はもう力尽きているのだと思う。だから犬達も猫たちも落ち着かないのだ。夫もそうだ。夫の徘徊も躁状態も不安の表れに違いない。
私の左腕は今動かなくなっているし(昨年の年末にやった庭の土を入れ替える作業で無理をして脱臼、トホホ)、首も頭も重い(これは寝不足)。そして右の目だ。これはついこの前家具に打ち付けて今傷があるのだが、その前から、目の奥の神経が数本一緒に引っ張られるような痛みが起こっていた(これはちょっと気味が悪い。初めての症状である)。
こんな状態の中のプチのあの吼え声。・・・プチや、お前は私を苦しめるためにここに来たのか? 神にそうしろと言われたか? はたまた悪魔に言われて来たか? ただ愚かな飼い主の私に似ただけか?(多分、これだろうなぁ)


結構あどけない可愛い顔でしょ。彼は家の役に立とうと、頑張って吼えている健気な犬なのかも。・・・そう思おうとする私も健気。トホホ)