タロウ

私の動物ブログに、首輪が首にくいこんだ犬のことを何度か書いているのですが、その犬、タロウのことを、サイトの今月の「月のはじめに」に書きました。またサイトにタロウのページを作りました。

<月のはじめに 2007年5月>
タロウをはじめて見かけたのは、2007年1月の最後の日のことであった。
夫がディサービスを受けに通っているグループホームの近くで、ぼんやりと佇んでいた。
見るからに空ろな様子であった。「あの犬、どうしたんだろう?」と気をつけて見ると、首のあたり
の毛が黒く汚れて、尚よくよく見ると、首輪がきつく喉に喰いこんでいるとわかった。
近寄ろうとしたが警戒して後ずさりをする。車にあったジャーキーを三枚ほど投げてそこを離れ
ると、ボソボソと食べていた。
この日、あたりを散歩していた人や、クリーニング店に、犬のことを訊いてみた。
一致して、あの犬は仔犬の時に首輪をつけられ放し飼いにされていたが、飼い主が何ヶ月か前
に犬を放ったまま引っ越していった、ということだった。そして今は、グループホームの向かいの
鉄工所にいついていて、餌ももらっているらしいという。だが明確に飼っている、という世話をされ
ているわけではないようだった。

翌日、犬は、私の車を見ると、顔を斜めに下げた窮屈そうな格好で駆けてきた。
それを見た瞬間、「あの犬を救わねば!」と心に決めた。(詳細はhttp://www1.odn.ne.jp/~kaze2005/998taroumokuji.htmlに)