日記 永遠の日々より転載『チッチャンの死』

昨日、森のシャムの日記をこちらに転載したら、他の子たちも、「そっちに行きたいよ〜。」と言ってるような感覚がしてならず、時間を見ては、ここに連れてくることにした。
今日はチッチャン。
チッチャンは埼玉にいた時、生まれてすぐに捨てられていた二匹の子の一匹。もう一匹はブッチャンであった。二匹ともすくすく育ってくれたが、今はどちらもいない。

2004/03/25 (木) チッチャンの死

2004年3月24日の明け方、闘病生活だったチッチャン永眠する。昼間お寺にチッチャンを抱きかかえて行く。腹水がたまり呼吸も荒くなっている状態が約半年続いた。17歳という高齢でもあり、手術のようなことは避け、できるだけ楽にしていられるようにを心がけてきた。
夜はパネルヒーターをいれたサンルームのソファに毛布をおいて寝かせ、昼間は太陽のあたるところを移動しながら寝かせた。食事は、食べるものをさがして食べさせた。他の犬たちに内緒でお肉を煮たり、ハムを買ってきたりした。
23日の夕食までそれらを美味しそうに食べていた。
だから明け方の死は突然に感じられて、しばらく茫としていた。
何度見送っても辛く悲しく寂しい。ああしてやればよかった、これが足りなかったと悔いにしめつけられる。
だが、私自身が、いつ彼岸に向かってもおかしくない年になってきて、彼らの死に対して少し感じ方が変わってきた。そう、ただあちらに先に行っただけだ、という思いであるのだ。
だが、私が行った時、果たして覚えていてくれるだろうか。はたまた至らぬ私を許してくれているだろうか・・・。