トラブルおこしまくり

疲労と気重が続いているというのに、いや、だからこそかな、ここのところ私はあちこちで怒りまくり、トラブリまくりである。
全部行き方知れずになった犬のワンタのことが根っこにある。


まず、これまで何かとお世話になっていた町の獣医さんに喧嘩を売った。売ったというより、こう言っては恩知らずで何だけど、お世話になっていると感じながらも、この先生のお天気やぶりと時々ギョッとするほど意地悪な面を見せられることに私は疲れていた。その先生の根っこには、私の家のどうしようもない状況を心無い人が自分達の思うままに中傷誹謗するのを受け入れて、私を見下しておられることがありありとあって、私はそのことに耐え忍んでいたのだ。それがワンタのことで近所のNさんがからんで私が不愉快に思うことが一気に増し、それでとうとう切れてしまった、ということだ。
仕方がない。生き方が違うということはこういうことがままあるということだ。


この獣医への決別をはじめ、近隣のホームセンターやよく行っていたスーパーにきっちりと言うべきことを言ったのだ。トラブルということとはちょっと違うが、やっぱりトラブルの範疇だろう。
ワンタのチラシをはってもらいたいと頼みに行ったら、どこも「いいですよ」と引き受けていたくせに、実際ははってなかったので、「どうしてですか」と訊いただけだが、責任者は大分びびっておられたから。


これも想像だが、最初チラシを持って行った時、そのチラシを見ず、すぐにOKされたのだが写真をよく見ると、いかにも汚れた犬で、雰囲気的にセレブな飼い方をしているのではないことがわかり、チラシを張るのをやめたという気がする。そのことに、腑に落ちない思いを抱いた私は、了承しておいてはらない理由を聞きたいと申し出たのである。
そして情けないことに、私の気迫にびびってか、彼らは、「すぐに張ります」と言ったのである。やれやれ。


「もうけっこうですよ。」
この時、私は決めたのだ。ワンタの運命にまかせようと。勿論私たち全部の今後も。もう二度と、上っ面の姿や無責任な人の言葉で右往左往する人たちに連なるのはまっぴらだ、と。めんどうくさい!とつくづく思った。


とはいえ、生きている間は真っ向から生きてはいたいもんだ。頑張らねば。