最近の夫は、果物も形のままでは飲み込めない。それで摩り下ろしてスプーンで食べるのだが、昨日の朝（１１日）、「形のあるのがいい」と言う。それで一欠けらをあげた。夫が少しづつ齧っているのを確認して、私は別のことをしてこのことはそのまま忘れてい…

お気に入りの梨園がある。毎年梨の季節になるとそこへ行き、贈答用ではなく、家庭用にビニール袋で売っている梨を買う。認知症になってから夫は果物やアイスクリームが好きになったのだ。アイスクリームは、この前の検診で主治医の先生から、「ご主人は冷た…

今日（日付が変わったので正確には昨日だが）、ディに夫を迎えに行くと、職員さんから、「牛乳工場の見学に行った時ころんで擦り傷をつくりました。ズボンにも血がつきました。本当にすみません」と謝罪された。 今日は短パンをはかせていたので、ころんで膝…

夫が就床したのち、すぐに起き上がって徘徊的に動き回るのは、躁状態の一種ではないかと思う。 ５月にそれまで通っていたグループホ−ムをやめ、６月に新しい施設に行くようになったのだが、こちらではリハビリ的な運動や、蕎麦うち、お饅頭作り、飲料会社の…

今夜（この日記は夜中の１２時に日付が変わるのでもう１日になってしまったが）は二階にあがる気力も失っているほど疲れがひどく、また首、両肩がバリバリにカチカチに堅くなって苦痛でたまらず、とにかく眠りたかった。 それで夫を就床させると私もすぐに横…

夫は昨夜は四日ぶりに眠ってくれた。寝つきは悪く、『今夜も一晩中徘徊かな〜』と気分が沈んでいたのだが、もうジタバタしてもしょうがないと、寝室でグズグズぐずっている夫に知らん振りしてスタンドの明かりでひたすら読書に打ち込んでいたら、ふと気がつ…

18日は夫のディサービスはなかったので一日一緒にいたのだが、排泄も食事もいろいろあって私はひどく落ち込んでしまった。落ち込んだというより決定的に参ってしまったと言った方がいいかもしれない。 排泄は大も小も失敗したのだが、これはまだいい。食事だ…

夫はじょじょに食べ物の飲み込みが円滑にいかなくなっている。むせってしまうのだ。 以前は、精神のリハビリと称して時々レストランで食事をしたものだが、あるレストランで盛大にむせて180度にわたって口中の食べ物を散らしてしまい、以後外で食事をするこ…

7月11日は父の命日なのだが、継母から何の連絡もなかった。こちらからそのことで電話をすると、継母が気にするかなとそのことを気遣い、ひたすら連絡を待っていたのだが10日になっても何もないので、仕方なくこちらからかけた。すると、一度電話に出て、私が…

夫を車の助手席において、結構な時間、私はそこを離れている。車に戻ろうとしていた。すると背後から誰かの声がした。振り向くと、私の家の駐車場らしいところに二人の若者が床に腰を下ろしてニコニコと私を見ている。彼らはあずき色のつなぎの服を着ていた…

昨日、夫の歩行がおぼつかなくなり、トイレから出たところでどおっと倒れるなど様子がおかしい。この時点では脳梗塞の急性期ではないかと心配になる。 就床して、熱をはかってみると38度1分である。うかつだった。この前からまた新しい施設にディサービスに…

■三好春樹さんの介護 水曜日の夜、森の猫に食事を配っていたら携帯に電話。ideさんからである。三好春樹先生のテレビ放送が８時から３チャンネルであるというお知らせだった。 ８時といえばもうまもなくだ。急いで猫たちの食卓を回り家に帰るとテレビをつけ…

「のんびる」のブログに、「与野朗読の会」の公演を前にした会員の人たちの声をＵＰしようと、今朝の４時頃までかかっていたのだが、そんな時間にまでかかったのにはわけがある。 夫が真夜中に目が覚めてしまったらしく起き上がり、猫の部屋のドアを開いて猫…

■至らぬ介護 なかなか心身の不調から抜け出せない。そんななか仕事だけはきちんとしておきたいと頑張っているのだが、今夜もヨレヨレとパソコンに向かっているとドアノブがギシギシなる。ギョッとしてみると夫である。眠ったのを確かめて二階の仕事部屋にあ…

２７日は隣りの市の病院に行く。夫の検診日だった。 検診後会計の番が来るのを待っている間に、夫をトイレに。トイレはレントゲン室の手前を右に曲がるのだが、この時、レントゲンを待っているらしい看護士さんに付き添われた車椅子の高齢の女性のわきを通っ…

夕べはよく眠ってくれた。今もまだ眠っている。起きて、大分はっきりした様子が見れたらひとまず安心なのだけど・・・。思えば一喜一憂の生活をしている。猫や犬のことでも一喜一憂である。自分が疲れるのは当然といえば当然だなぁ。 一番気疲れしているのは…

２５日、仕事で東京まで行くので、夫は２４日と２５日グループホームでショートスティ。 今日の２６日、迎えに行くと、腰を丸めて顔色の悪い夫が職員さんに介助されてヨタヨタと出てきた。その姿を見た瞬間、『やっぱりショートスティはやめるべきか・・・』…

今朝、ベッドでおねしょでパジャマがぬれた状態のままカーテンを引っ張ったり、ガラス窓を開けようとしたり、ひとり遊びに余念のない夫が起き上がる気になるようにと、「松坂とイチローの対戦が始まったわよ、起きてテレビを観ましょう。」と言ったが、夫は…

さっき寝室に様子を見に行ったら、自分でパジャマに着替えて横になっている。私が怒ったと思ったのだろう、なんとなくしおしおとした様子なので、「自分でパジャマに着替えて、ちゃんと横になれてたいしたもんだ！」と褒めまくったら、ほっとしたように笑っ…

もう夜中の12時というのに寝ない夫をほったらかしてこうしてブログを書いている。 「寝ましょう。」「寝て下さい。」「寝なくちゃ。」「夜更かしは身体に悪いから。」などなどなだめたり頼んだりするがノラリクラリしている。 私が激烈な癇癪をおこしそうに…

夫の病院を転院してＭＲＩ撮影。今度の病院では、現像をしないでコンピューターで結果を診るという方式。これが素人にも脳の様子がくっきりわかる。（説明されれば、ということだけども） 写真を開くとともに、「これはひどい！」と医師。かなりの数の梗塞の…

仕事の都合で、どうしても夫にショートスティしてもらわなくてはならないことがある。今回二日間のスティであった。鼻水がビショビショ出るようになっていて・・・ナンカナァ・・・。着替えや布団は充分預けているのだが、迎えに行った時の服装はいかにも寒…

ここのところ、夫が徘徊というのではないが、明け方の4時とか5時にひょこっと起き上がる。たいていおねしょでびっしょりぬれている。紙パンツを使っているのだが、ベッドでパンツをおろして排尿に及んでしまうらしいのだ。だからぬれ方が尋常ではない。 そこ…

最近の夫は寝つきが悪い上にとんでもなく早く起きる。介護者は辛いゼ。 今夜は、いつものように粉にした薬をゼリーに入れて口に入れたのだけど、それをベェ〜と吐き出すものだから、こちらの神経がキュイン〜〜〜〜〜〜という音を立てた。いつまで持つかな、…

私は、別の介護関係のブログで、「認知症の夫を介護する生活を特別のことと思わず、こういう生活が今の我が家だ、と受け入れればいい」というような意味のことを書いたことがある。 これは、夫の状態が割合穏やかに続いていて、介護者の自分自身が余裕がある…

前にも書いたが、夫を朝お風呂に入れるようになってから落ち着いてきた気がする。朝食もすすむ。子育てもそうだけど、介護も結局は自分達のやりかたを見つけていくのが一番いい。本やマニュアルの通りになる人間などどこにもいない。自分の工夫、努力、ひら…

いったん落ち着いていた夫が、また躁状態に。躁というのが正しいかどうかわからない。眠らず油断すると窓を開け切ってしまう。夕べ真夜中まで二階で仕事をしていて、降りようと二階の部屋の戸を開けたとたん、氷のような冷気がさあーっとあがってきて慌てて…

夫の躁に反比例して崖から飛び降りたような欝に入りそうだったのをどっこいこらえた。 それでこのブログを捨てない気持になった。だいたい作っては捨て作っては捨てるってこと自体が問題ありだよな。そこを克服しようという気持になったのだ。（でもそれを悪…

松本ひとし、ロンブー淳、志村けん、雨上がり決死隊など18人の人気芸人がそれぞれ本来の相方以外の相方を選び、漫才なりコントなりを演じるというもの。司会はダウンタウンの浜田。 昨年この番組を観て、面白かった印象が残っていた。才能ある芸人の真剣な取…

青島幸男さんが亡くなられた報道のあった日、ディサービスの施設に夫を迎えに行った帰りに車の中で、「青島さんが亡くなったのよ。」と私は言った。 放送関係の仕事をしていた夫は、ある時期、青島さんと接触してしたことがあったのを知っていたから、その頃…